そうです。あきたこまちです。
今回はあきたこまちをメインにご紹介しつつ、昨年登場したサキホコレについてもご紹介したいと思います。
平安時代の美しい歌人として有名な小野小町の生まれが秋田県湯沢市だといわれていることにちなみ、秋田生まれのおいしい米として、末永く愛されるようにと願いを込めて命名されました。
最初の問いにコシヒカリと答えた人はいらっしゃらないですよね?そうですか。コシヒカリの方が有名ですか。。実は、、、あきたこまち、コシヒカリの血を受け継いでるんです。コシヒカリの栽培が秋田には適さなかったんです。そこで「コシヒカリ」と「奥羽292号」という品種を掛け合わせてできたのがこの、「あきたこまち」なんです。
サキホコレは、「コシヒカリを超える極良食味品種」をコンセプトに、食味に徹底的にこだわり開発されました。平成26年、お米の消費量が年々減少する一方、全国ではブランド米が続々と誕生し、産地間競争が激化。さらに、食生活の多様化により、お米も味や食感などにこだわって選ぶし好品の時代に移り変わる中、長年「あきたこまち」を主力とし、全国屈指の米どころである秋田県においても、県産米の新たな顔となり、産地をけん引していくことができるきわめて食味の高い品種の開発が急務となっていました。こうした経緯から、新品種の開発事業がスタートします。試行錯誤を加え、9年がたった平成31年3月、食べる前から「おいしい」と思わせるツヤやかで食欲をそそる外観、これまでの秋田米にはない粒立ちの良い食感、噛むほどに広がる甘さと、後を引く豊かな風味、さらに、病気への耐性や冷害への強さを兼ね備えた特徴を持つ新品種が誕生しました。これが後の「サキホコレ」です。
令和2年春に実施したネーミング案公募には、国内外から25万893件の応募がありました。選考の結果、「市場で長く親しまれ、存在感を示すことができる。」「響きがよく、メッセージ性も高く、プロモーションの展開に期待が持てる」「明るい未来を感じさせる」という理由から「サキホコレ」に決定しました。秋田の地力から生まれた小さなひと株が、誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしいなどの思いが込められています。