分類 | バラ科ナシ属 |
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原産地 | 温帯ヨーロッパ地方、西アジア地方 |
品種数 | 世界約4000種 日本国内約20種 |
旬 | 秋から冬にかけて |
果肉 | 柔らかく甘い。みずみずしい。 |
紀元前2000年 | 洋梨はコーカサス地方に起源を持ち、そこからヨーロッパとアジアに広がり、4000年以上前に初めて栽培されたと考えられています。 |
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紀元前1300年〜 紀元後600年 |
古代ギリシャ人とローマ人は、その味と薬効成分から洋梨を高く評価していました。また、洋梨には媚薬的な特性があると考えられ、この果物は愛の女神であるアフロディーテとヴィーナスに捧げられました。 |
34年〜410年 | イギリスでの洋梨の栽培はおそらくローマ占領中に始まったと考えられています。 |
19世紀ごろ | 日本へは明治時代に伝わりましたが、栽培の難しさと見た目の悪さから定着はしませんでした。 |
20世紀半ば | 原産国であったフランスでは 洋梨は昭和後半ごろからようやく広まりはじめました。 |
現在 | ベルギーやイタリア、スペインといったヨーロッパから中国や日本などのアジアでも栽培されており、現在日本では18,200トンもの洋梨が収穫されています。 |
ビタミンA、B、C、E、葉酸、食物繊維、カリウム、塩分、糖分、ヨウ素、鉄分、カルシウムなどさまざまな栄養が含まれている。
栄養名
栄養含有量/一食に推奨される摂取量に対しての割合
※出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より、身体活動レベル【ふつう】の18~29歳の女性の1日の栄養素の摂取量の基準
洋梨は熟すと、軸の周りの肩の部分に弾力がでます。
また、軸が枯れたようなものは食べごろのサインです。
未熟な緑や黄緑色の洋梨から、熟すと黄味がかった色に変化します。
熟した洋梨は甘い香りを漂わせます。
下部分に丸みがありしずくのような形をしたものがおすすめです。
また、同じ大きさであれば重量感があるものを選びましょう。
柔らか過ぎは熟し過ぎているため避けるようにしましょう。
また、ひっかき傷があるものはそこから傷んでくるためなるべく避けましょう。
乾燥を避けるため、新聞紙やペーパータオル等で包んでからビニール袋に入れ、しばらく陽の当たらない室内で常温で追熟することで食べ頃になります。
また、りんごと一緒にビニール袋に入れることでエチレンガスにより追熟が早まります。
あまり熟していない洋梨はジャムやサラダに乗せてさっぱりといただくこともできます。
洋梨は下に行くにつれて糖度が上がるとされているため、上部分からお召し上がりいただくのがおすすめです。