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効果的な食事のポイント

睡眠の質を上げる方法の2つ目は効果的な食事です。
効果的な食事のポイントは主に


の3つあります。




1 トリプトファンを多く含む朝食

トリプトファンは睡眠に誘う作用を持つメラトニンの生成のもとになるセロトニンというホルモンの原料です。メラトニンの生成には時間がかかるため、朝に接種するのが効果的です。おすすめの朝食は、白米・豆腐の味噌汁・焼き鮭等の和食ですが、時間のないときはバナナと牛乳で手軽にトリプトファンを摂取しましょう。


2 就寝前の温かい飲み物

就寝前に温かい飲み物を飲むことは、リラックス効果はもちろん深部体温を上げる効果もあるので、その後深部体温が下がることで眠気を誘います。おすすめはストレス解消や鎮静効果のあるノンカフェインのハーブティーや胃に負担をかけない白湯です。就寝1時間前あたりにコップ1杯を目安に飲みましょう。


3 就寝3時間前までの夕食

食事の後約3時間は胃が活性化して脳や内臓が休まらず、その状態で寝ると睡眠の質が悪くなります。夕食は就寝の3時間前までには済ませましょう。どうしても就寝前に何か食べたくなったときはスープ等消化の良いものが良いです。




検証結果

ここからは、製作者自身が上記の方法を実践した結果を紹介します。
結果についてはSomnusという睡眠計測アプリの結果を採用しています。
また、寝る時間は1時、起きる時間は6時半に合わせ、何もせずに寝たときと結果を比較して効果を確かめました。
結果はあくまで製作者のもので個人差はありますが、上記の方法にどれくらいの効果があるのか、ぜひ参考にしてください!

ー実践した内容ー

朝食

1.朝食

いつもは簡単に済ませますが、朝食を白米と味噌汁、焼き鮭の和食にしました。

飲み物

2.飲み物

ノンカフェインのハーブティーはなかったので、就寝1時間前に白湯を飲みました。

夕食時間

3.夕食

寝る時間を1時にしたので、その時間の3時間以上前である21時半に夕食を終えました。

ー結果ー

上記の内容を実施したときのデータと何もしなかったときのデータを比較した結果です。
Somnusにはいくつかの指標がありますが、ここでは睡眠スコア睡眠効率深い睡眠時間の3つに注目して比較しました。

睡眠スコアは、睡眠時間(目標睡眠時間の達成度)、寝つき(入眠までの時間)、眠りの深さ(目標睡眠時間から算出される理想的な深い睡眠の時間)、中途覚醒(中途覚醒数・時間)、起床規則性(前日の起床時間とのズレ)の5点から算出され、高いほど良いです。

睡眠効率は、睡眠計測時間中に実際に眠っていると判断された時間の割合で算出され、睡眠時間を確保した上で高い睡眠効率が良いとされます。

深い睡眠時間は、睡眠中にノンレム睡眠の深い睡眠をとれた時間を指し、長いほど良いです。


結果は以下の表にまとめました。

何もしなかったとき 項目 方法2を実践したとき
85 睡眠スコア 88
97% 睡眠効率 97%
3時間57分 深い睡眠時間 3時間55分

以上から、睡眠スコアが少し向上していることが分かります。
睡眠効率は変わらず、深い睡眠時間は多少減少したものの、多角的に評価すると睡眠の質は若干高くなっているため、
多少効果があるといえます。