槍ヶ岳/Mt.Yari

持ち物について

この服装は9月前後の気候に合わせたものです。山の上では9月であっても、朝晩は0℃近くになることもあります。また、槍ヶ岳最後の100mは岩場になるため防寒と岩場両方に対応できる服装・持ち物にすることが重要です。

1. 服装

9月の北アルプスは昼間はTシャツで歩けても、日が陰ると一気に寒くなります。気温の変化に対応するためレイヤリング(重ね着)が基本になります。

ベースレイヤー(肌着):

化繊やウール素材(速乾性のあるもの)。
NG: 綿(コットン)素材(汗冷えして低体温症の原因になります)。

ミドルレイヤー(行動着・保温着):

長袖シャツ、薄手のフリースなど。

アウター(防寒・防風):

レインウェア(雨具)は防風着としても必須。
ダウンジャケット: 小屋到着後や休憩時、ご来光待ちに必須です。薄手でコンパクトになるものを。

ボトムス:

伸縮性(ストレッチ)のあるトレッキングパンツ。

2. 槍ヶ岳ならではの装備

槍ヶ岳の最後の上り(穂先)は、ハシゴや鎖場の連続する急峻な岩場です。

ヘルメット: 【最重要】

滑落や落石から頭を守るために必須です。持参するか、槍ヶ岳山荘などでレンタル(500円)しましょう。

グリップ力のある手袋:

鎖やハシゴを掴むため、滑り止めがついた作業用手袋や登山用グローブが適しています。

登山靴:

足首まであるミドルカット〜ハイカットで、ソール(靴底)が硬いもの。岩場でつま先立ちする場面があります。

3. 基本の持ち物(山小屋泊想定)

ザック(リュック): 30〜40L程度。
レインウェア: 上下セパレートタイプ(ゴアテックス推奨)。
ヘッドライト: 早朝出発や緊急時用。予備電池も。
水・行動食: チョコレート、ナッツ、ゼリー飲料など高カロリーなもの。
地図・コンパス・GPSアプリ: YAMAPなどをダウンロードしておく(予備バッテリー必須)。
救急セット・常備薬: 絆創膏、テーピング、痛み止めなど。
現金: 山小屋の支払いやトイレ(100円玉数枚)用。電子マネーは使えないことが多いです。
着替え: 小屋で寝る用の乾いたインナーと靴下。