高校演劇って何でしょう



演劇大会って?

演劇部にも大会があります。とりあえず基本的な概要を。
地区大会→都道府県大会→地方大会→全国大会、といった構造になっていて、審査員から選ばれた学校が勝ち抜いて次の大会に推薦されるという風になっています。地区大会は9月~10月、都道府県大会は10月~11月、地方大会は12月~次の年の1月、全国大会は次の年の8月に開催されます。
大会で上演できる台本は、60分以内の創作または既成の作品となっています。創作と既成の作品が一緒に審査されるのは高校演劇大会の特徴的な点ですね。
ちなみに全国大会で最優秀賞に選ばれると、なんとテレビで放送されます。NHK教育テレビの青春舞台という番組で、年1回、9月に放送されます。全国大会の様子もこの番組で感じられるので1度見てみてください。

毎年都大会が開催される東京芸術劇場。作成者もここの舞台に立ったことがある。


強い学校ってどんな感じ?

大会を見ていくと、大会常連校が演劇の場合特に目立つ気がします。個人的に強い学校は手厚いバックアップがあるような気がします。演劇のノウハウであったり、OB、OGが来てくれたりだったり、みたいな感じですかね。後は部員が多いって特徴も演劇が強い学校に当てはまると思います。人数が多ければ表現の幅が広がっていろんなことが出来ますから。
上の大会に行く作品の傾向としては、「高校生が高校生を演じている作品や戦争物が行きやすい」と言われたり、言われてなかったりしてます。個人的には無難な作品が上に行きがちだと感じることがあったりします。複数人の審査員で話し合って決めるので、どうしてもそうなりがちなのかもしれません。


自分が経験した大会

高校1年生の冬にコロナ渦に直面しました。春の公演が無くなって秋の地区大会も無くなってしまうのかと思いましたが、何とか開催してくれることになりました。無観客開催になった地区もあったそうですが、私たちの地区は有観客で開催してくれました(※関係者のみでしたが)。このことには今でも感謝したいと思ってます。上演時間が45分以内になったりとイレギュラーなことが多かった大会でした。
コロナ渦における演劇部の様子が本にまでなっているので、コロナ渦が前例のない状況であったと改めて感じさせられます。